米子市尾高の松田内科クリニック 内科・神経内科・小児科

診療のご案内

◎脳梗塞

概略

血液の固まりなどが血管に詰まってしまったために、神経細胞が死んでしてしまう状態を脳梗塞といいます。
脳梗塞は大きく脳血栓脳塞栓に分けることができます。脳血栓は生活習慣病などで動脈硬化が進行し、血管が詰まってしまい起こります。 脳塞栓は、脳以外の場所にできた血の固まりや異物が脳の動脈を塞いでしまうものです。脳梗塞は夜間に起きやすい傾向があります。
主な症状としては、からだの片側に麻痺やしびれ、手足の感覚が鈍る、言葉がしゃべれなくなるなどがあり、意識障害が起きることもあります。
脳血栓、脳塞栓はいずれも症状は似ていますが、脳血栓では症状が数日かけてゆっくり出てくる傾向がありますが、脳塞栓では突然に強い症状が出て、意識障害が強く現れる傾向にあります。

原因

おもな原因は、高血圧、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病や心臓病です。生活習慣病では動脈硬化がすすむことにより脳梗塞を起こしやすくなります。
さらに心臓病の人は不整脈などで血の固まりができやすく、脳塞栓を起こしやすくなります。

日常生活の努力
  • 塩分を控えめにする
  • ナトリウムの排泄を促すカリウムを多く含む食品(りんご、枝豆、バナナ、カボチャなど)を積極的に摂る。 血圧を下げる作用があるといわれるカルシウムを豊富に含む食品(乳製品など)、マグネシウムを豊富に含んだ食品(焼きのり、昆布、ごまなど)を食べる
  • 動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品を控えめにする
  • アジやサバ、イワシなど不飽和脂肪酸を多く含む青背の魚を積極的に食べる
  • 日常的・積極的に適度な運動をする
  • 太り過ぎに注意する
  • 充分な睡眠と休養でストレスを解消する
  • 禁煙する
  • お酒は飲みすぎない(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル一杯)。
早期発見が鍵です!

麻痺や痺れが出現したとき、休めば治るは禁物です。
早めに受診し、問診で発作の内容や程度を確認し、神経障害の有無を確認し、脳梗塞を確認するために、CT・MRIなどの検査を行います。